ルイたんといっしょ。

小さなフィギュア、ドールと一緒に写真を撮ってる日記系雑記ブログ

蝶の毒 華の鎖 をプレイしたよ


アロマリエ作品は「月ノ光 太陽ノ影」以来です。
黒い乙女ゲームと定評のあるブランド作品、Amazonでもやたら評価が高かったので、蝶毒をプレイしてみました。
乙女R18です注意。以下、ネタバレ含まないように頑張りマス。あったらごめん。


時は大正。
華族の家に生まれた主人公に次々襲い掛かる悲劇。
呪われた運命に翻弄されていく様が描かれたシリアスなストーリー。(時々噴出す選択肢もあるけど)
一連の犯人が誰かというのは各ルート最後にわかるけれど、その理由というか真相解明は某ルートでわかるようになっているので、気にならないキャラも攻略してみることをおすすめします。
てゆか、アレです、ほら、月影でもいっちばん最後にあったオマケ爆笑シナリオ。
今作品でも健在なので、これを見るためにも全キャラ攻略は強くオススメ!


既存の乙女ゲームは殆どが一人称で進められていく物語も、この作品はすべて三人称。
昨今のライトノベルではない小説を読んでいるような感じで物語の中に入りやすかったです。
これをプレイする前に、むか~しのティラミスヴィラの作品とティアラモードのブラザーズを再プレイしていたのですが、それをやった後にアロマリエ作品をやると随分と大人だなと感じました。
ブラザーズなんてすんごいおこちゃまって感じ。
そういった既存作品と比べれば、軽い内容でもないのでぐっとのめりこんでプレイできるような気がします。


アロマリエ作品なので、多彩なバッドエンドが見所ではないでしょうか。
ただ、ごーかん、りょーじょく、ちょーきょーなど、男性向けやBLなんかでは良く見る内容が含まれていたため、ダメな人はダメかも?
わたしはそういう内容のBAD EDより悲恋のようなBAD EDの方が好きなので、涙なくしては見れない……という方のBAD EDの方が好感度高かったです。
一人につきBAD含めて3つずつくらいEDがあるので、そういった内容もないと似たり寄ったりの内容になってしまうのかもしれないけれど。
よくある、「結ばれなかったわ、じゃあね、バイバイ」みたいなとってつけたような軽いBAD EDではないので、どのEDも読み応えはあると思います。
求婚者の復讐EDと幼馴染の白EDは泣けました。

内容が短いとは聞いていたのですが、わたしはあまり感じなかったなぁ。
確かにざっと流して1~2日でフルコンプできてしまうので短いといえば短いのだろうけれど、内容も結構重たいし、あまり長くても息が詰まりそうな気がしないでもないです。

主人公は良家のお嬢様ながら随分なお転婆娘。
一番最後で見れるルートの行動力には脱帽です。そしてスチル可愛かった!


攻略人数は5人。
求婚者、兄、執事、幼馴染、園丁(使用人)。
役柄的に、幼馴染は他ルートだと若干空気。求婚者はちょくちょく現れるし、兄と執事は同じ屋敷に住んでて遭遇率高いし(兄ちゃんあまり家にいないけど)、……園丁もそういう意味では出番少なめ?
全員最初から主人公に好意を持っている人ばかりなので、好きになってもらおうとするうんぬん辺りが省かれていて密度が濃い内容になっているような気がします。愛されまくり。
求婚者以外は障害のある愛みたいな感じかな。


システムはちょう快適でした。
スキップは早いし、次の選択肢へのジャンプもあるし、前の選択肢へ戻ることもできる。
PCゲームなのでマウスのホイールでログを見たり早く進めたりもできて、ただ読むタイプのADVには一番欲しい機能だと思います。


声は、わたしに馴染みの深い人は女性含めて3人ほど。執事は良く見る名前の人だけどまだインプットされてません/(^o^)\
兄の人はどこにいっても兄なのですね。何かもうこの人がおにーちゃんなのは安心するわい。
園丁だけちょっと合わなかったかなぁと思わないでもないです。もうちょっとだいさ……空野太陽さん? だっけ? の落ち着いた時のクリアな声の方がいいんじゃないかなぁと。単なる好み。



上にも書きましたが、ごーかん、りょーじょく、ちょーきょー、加えてきんしんそーかんなんかも入り込んで、既存の生ぬるいハッピーな恋愛ばかりで飽きてきた人には刺激もあって楽しいのではないでしょうか。
もちろんGood EDもあるので、攻略キャラに愛されまくりでほっとする面もあります。

キャラの行動に明確な理由を望むわたしは、「多分こう思っての行動なのだろうな」と曖昧に自分で考える部分はあまり好きではありません。
この作品には結構明確にされていない部分が入っていると思います。
そういう意味で心の底からスッキリできなかったこともあり、総合評価は普通よりちょい上くらいかな、という感じです。
でもなかなか先が気になる楽しい作品だったと思います。


各キャラ語りは完全ネタバレになるのでスルーします!
あ、初回版買ったので、特別シナリオ見れました。
音声ないけど、スチル2枚あって、お笑いシナリオで、楽しかったです。むふふ。
ブルブル震えて食べる兄に噴いた。立ち絵震えてる(*;゚;艸;゚;)



もう、本当にどーーーーーでもいい話なんだけど、
その昔、『同級生2』という男性向けゲームをプレイしたときに出てきたデブキモキャラが芳樹って名前で、何かそれ以来この名前を見るとあのキャラが脳裏をチラついて困ってます。
真島ぁ…………
てゆか、三郎みたいなのが出て来てくるあたり、エルフぽいな。